C++でOpenGLを使ってみようとGLUTを導入してみました。
GLUTについての解説は
床井さんの所が詳しいです。
基本的にWindows Vista 32bit、CentOS5.5でしか試さない方針です。
ちなみに今回はWindowsだけです。
他のOSでは知りませんがきっと何とかなります。
(1) Windows Vista 32bit、Visual C++ 2008 Express Edition今ならVisual C++ 2010 Express Editionになると思いますが、自分のPCにインストールしてあったのが2008だったのでこのままやってみます。
2010でも多分問題ないはずです…
1. 本体をもらってくるhttp://www.xmission.com/~nate/glut.htmlここから glut-3.7.6-bin.zip (117 KB) を落として解凍します。
中身がこんな感じになってると思います。
glut.def
glut.h
glut32.dll
glut32.lib
README-win32.txt
2. 必要なファイルを移動するこんな感じでファイルをコピーします。
ファイル名 | コピーする場所 |
glut.h | C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Include\gl |
glut32.dll | C:\Windows\System32 (64bit環境ならSyswow64?) |
glut32.lib | C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Lib |
もうこれだけでGLUTを使ったプログラムをコンパイル出来ます。
(2) Windows Vista 32bit、Borland C++ Compiler
BCCでGLUTを使おうと思ったら少しだけやることがあるみたいです。
1. 本体をもらってくるhttp://www.xmission.com/~nate/glut.htmlここから glut-3.7.6-bin.zip (117 KB) を落として解凍します。
ここまではさっきと同じです。
2. 必要なファイルを移動する今回はこの2つだけコピーします
|
ファイル名 | コピーする場所 |
glut.h | (BCCを置いた場所) bcc55\include\gl |
glut32.dll | C:\Windows\System32 (64bit環境ならSyswow64?) |
3. implibで必要なファイルを作るBCCについてくるimplib.exeでBCC用のlibファイルを作ります。
コマンドプロントを開いて bcc55\lib\ に移動し、
implib 作成されるファイル.lib 元になるファイル.dll
でOK。
作っておくと便利らしいファイル(dllは全部system32かsyswow64に入ってるはず)
glut32.lib
opengl32.lib
glu32.lib
winmm.lib
これでBCCでもコンパイル出来ます。
これできっと環境は整ったはずです。試しに簡単なプログラムをコンパイルしてみます。
#include <GL/glut.h>
void display(void)
{
glClear(GL_COLOR_BUFFER_BIT);
glBegin(GL_LINES);
glVertex2d( 1.0, 1.0);
glVertex2d(-1.0, -1.0);
glEnd();
glFlush();
}
int main(int argc, char *argv[])
{
glutInit(&argc, argv);
glutInitDisplayMode(GLUT_RGBA);
glutCreateWindow(argv[0]);
glutDisplayFunc(display);
glClearColor(0.0, 0.0, 1.0, 1.0);
glutMainLoop();
return 0;
}
これをa.cppとして保存してコンパイルしてみます。
実行してこんな画面が出てくれば成功です。

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